2020.07.30 香港政府、民主派候補者12人の立法会選挙候補資格取り消し

香港の選挙管理委員会は今日、来る立法会選挙に立候補した民主派現職・新人12人の立候補資格の取り消し(disqualify、俗にDQという)を発表した。

立候補資格が取り消されたのは郭栄鏗・立法会内務委員会副委員長や通算三期(直接選挙2回・医療従事者職能枠1回)当選した郭家麒のようなベテラン現職議員、元政治団体香港衆志の黄之鋒・事務局長や岑敖暉・荃湾区区議などの新人を含め計12人に上る。

なお、それに先立ち、現職の譚文豪や鄭松泰、新人の何啟明・民協副代表や岑子杰・民間人権陣線代表など、立候補した数多くの民主派活動家は選管の責任者から質問状が届いており、今もなお立候補資格が確認されておらず、宙ぶらりんの状態にあるという。香港政府は、さらなる立候補取り消しの可能性を排除しないとした。

今回、立候補資格が取り消されたのは以下の十二名:

  1. 楊岳橋(現職=公民党所属=新界東選挙区)
  2. 郭家麒(現職=公民党所属=新界西選挙区)
  3. 梁継昌(現職=公民党所属=公認会計士職能枠
  4. 郭栄鏗(現職=公民党所属=法曹界職能枠
  5. 鄭達鴻(新人=公民党所属=香港島選挙区
  6. 袁嘉蔚(新人=元香港衆志副代表=香港島選挙区
  7. 梁晃維(新人=無所属=香港島選挙区
  8. 黄之鋒(新人=元香港衆志事務局長=九龍東選挙区
  9. 劉頴匡(新人=無所属=新界東選挙区
  10. 何桂藍(新人=無所属=新界東選挙区
  11. 岑敖暉(新人=無所属=区議会[第二]選挙枠)
  12. 鄭錦満(新人=熱血公民副代表=香港島選挙区)

 

香港政府:国家安全法反対の場合 『基本法』を真摯に擁護すると認められない

選管当局が民主派候補者の立候補資格の大量取り消しを決定した直後、香港政府は声明文を発表し、選管当局の決定を認め、支持すると明らかにした。声明文では、選管責任者の話として、陳浩天案(陳浩天・香港民族党代表の2016年立法会選挙立候補資格取消を巡る選挙嘆願)の原訟法廷の判決文を引用し、『基本法』擁護とは単に『基本法』を守るだけではなく、『基本法』を支持し、押し広め、信奉しなければならないと述べられた。

香港政府は、香港の独立・民主的自決または独立を民主的自決の選択肢として香港の政治制度問題を対処すると主張したり、外国政府や政治組織に香港政府の施政への干渉を求めたり、中国全人代常務委員会による「香港国家安全法」の制定に原則として異論を唱えたり、或いは立法会選挙において多数派の地位を確保する場合、立法会議員としての権力を行使し、政府立法・人事任命・予算申請並びに予算案を無闇に否決することにより政府に特定の政治的要求を受け入れさせる意思を明言したりする者は、『基本法』を真摯に擁護すると認められず、したがって立法会議員の職責を全うできない者とするとした。

 

関連記事(繁体字中国語):

立場新聞 – 【瘋狂 DQ】楊岳橋、郭榮鏗、郭家麒、黃之鋒、何桂藍等 12 人被禁選立會 政府:反對國安法不會真誠擁護基本法