2020.06.12 『逃亡犯条例』改訂案反対運動開始から1年

容疑者を香港から中国本土への引き渡しを可能にする『逃亡犯条例』改訂案が引き金となった民主化運動が開始から1年が過ぎた。民間団体「民間集気団隊」と各区議会区議らは今日、香港各地で展示会を行った。香港島の銅鑼湾、九龍の旺角と観塘、新界の元朗において市民が集まり、抗議活動のテーマソング『香港に栄光あれ』を合唱した他、シュプレヒコールを叫んだ。

それに対し、警察当局が現場警戒のために大量な警察官を投入し、ペッパースプレーを噴射したりして、民衆を蹴散らした。

警察当局の発表によれば、6月13日深夜0時30分現在、傷害罪、違法・未許可集会への参加、公の場での治安紊乱行為、攻撃用武器所持等の容疑で、男性28人、女性15人、計43人が逮捕された他、旺角の山東街にて、何者かが高所から警察官にものを投げつけたとしたが、市民による道路封鎖が見当たらなかったとしている。

警察当局は、これに先立ち、何者かが市民に向けて香港各地で公共活動を行うようネットで呼びかけたことを受け、銅鑼湾、旺角、観塘と元朗において民衆が集まり、大声で叫んだりしたと述べた。

銅鑼湾において、夕方にかけて民衆が集まりつつあった。夜8時頃、警察隊が青色の警告バナーを掲げ、現場の民衆に違法集会参加について警告した他、大勢の市民に対し職務質問を行い、ペッパースプレーを噴射したが、それに巻き込まれた警察官がおり、同僚に洗眼してもらうことに。その中、許智峯・立法会議員(民主党所属)の他、彭卓棋・南区区議と李予信・東区区議が逮捕された。

旺角にて、現場の警察隊も数度にわたり青色の警告バナーを掲げた他、香港鉄路旺角駅のE出入り口前や、ショッピングモール朗豪坊(ランガムプレイス)前に封鎖線を張り、百人前後を取り調べ、現場周辺に見物した市民を強制排除。多くの市民が逮捕され、警察車両に乗せられた。

新界東部沙田のショッピングモール新城市広場(ニュータウンプラザ)、東北部の私有住宅大埔中心のショッピングセンター、北西部屯門の私有住宅卓爾居(チェルシー・ハイツ)のショッピングモールにおいて、市民が集まり、シュプレヒコールを叫び上げた他、抗議活動の歌『香港に栄光あれ』を合唱した。それに対し、警察は青色の警告バナーを掲げ、民衆に解散を命令した。

一方、九龍東部の香港鉄路観塘駅A出入り口付近に行われた街宣活動現場にて、27歳男性が一人警察擁護のスローガンを叫んだ後、突如ナイフを持ち出し、記者や市民に襲いかかった。それを見て、黒服を着た22歳男性が阻止しようとしたが返り討ちに遭い、左手の掌に切り傷を負わされた。凶徒が後に傷害罪の容疑で警察に逮捕された。『明報』と『苹果日報』は消息筋の情報を引用した形で、逮捕されたのは、親中派政党民建聯所属の元コミュニティーオーガナイザー鄺星宇だと報じた。

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