昨年11月12日、市民はネットでの「三罷(ゼネスト・授業ボイコット・臨時休業)」の呼びかけに応じ、香港各地で抗議デモを行い、うち多くの者は武装警察に逮捕された。

その中、オーストラリア人女性が一人、香港島中心部の中環・交易広場(エクスチェンジ・スクエア)の連絡橋から、誰にも命中しないながらも警察官にレンガを投げつけたとして警察官傷害罪の容疑で逮捕・起訴された。女性は罪を認めたが、裁判官は5月29日、その事件の重大さを鑑み、かつ被告人が警察官の身体的安全に危害を加えようとした事実から、被告人に執行猶予なしの懲役3ヶ月を言い渡した。判決を聞いたその女性は瞬く間に泣き崩した。

被告人の32歳女性はプライベート英語教師と称したレベッカ・ルイーズ・ヌーナン(Rebecca Louise NUNAN)。訴状によると、ヌーナンは去年11月12日、中環・交易広場と環球大廈(ワールドワイド・ハウス)の連絡橋から、レンガで下の道路で勤務中の警察隊を襲撃しようとしたという。

弁護側は、事件当時被告が歩道橋を歩いていた際にデモ隊に遭遇し、レンガを手渡されたが、被告がそれをバリケードを作るためのものだと勘違いしたため、そのレンガを受け取った後、勤務中の警察隊がいたのを知らずに、レンガを下の道路に向けて投げつけたと述べた。弁護側によると、事件後、彼女が反省と後悔の念を感じた。

弁護側は、被告はオーストラリアで生まれ、7歳から家族と香港に移り住み、香港で就学・生活していることを明らかにした。弁護側によると、被告は数年前に飲酒問題を抱えていたがそれを完治し、現在定職につきながらフリーのイラストレーターとして活動している。被告の母親が深刻な病気を患っており、被告がずっと介護してきており、また被告は最近流産してしまい、今も検査や治療を繰り返しているとのこと。

事件当日、デモ隊は香港島各地で道路封鎖などの抗議活動を行った。同夜7時40分頃、警察隊は中環辺りに市民の強制排除を行い、約50名の警察官が連絡橋の下に任務に当たっていた。

その間、何者かが歩道橋から地面にレンガを投げつけたが、負傷者がいなかった。連絡橋では、二人の警察官はレンガを投げつけた群衆に被告人を発見し、取り調べたところ、彼女が英語で「あなたは悪者だ、人殺し(You are a bad guy, a murderer)」と答え、その直後に逮捕された。彼女は警察から警告を受け、黙秘権を行使した。

 

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