2020.05.24 「国家安全法」反対デモ

北京が強行突破し、所謂「香港版国家安全法」制定を主導したことについて、香港社会のみならず世界各国においても大きな論争を巻き起こしている。ネット住民がその中共当局の姿勢に反対の声を上げるべく、今日(24日)香港島の湾仔や銅鑼湾周辺に抗議デモを繰り広げた。デモ行進の開始直後、多くの市民ら車道に溢れ出た途端に、警察隊が鎮圧に乗り出し、双方の衝突が起きた。警察が催涙弾を大量発射した。警察当局によると、午後4時現在、少なくとも120人は逮捕され、そのほとんどが違法集会の容疑に関わるとされた。

 

【12:38】民主派政党「人民力量」副主席譚得志は今日正午頃、香港そごう銅鑼湾店前に「健康街站」という宣伝活動を行い、住民に新型コロナウイルスから見を守るのに役立つ個人衛生用品を配りながら、所謂「国家安全法」や「国歌条例案」への反対を表明したが、夥しい数の武装警察に包囲され、活動が未許可集会に当たるとして逮捕された。

 

【13:20】数多くのデモ参加者が軒尼詩道(ヘネシー・ロード)の車道に溢れ出て、湾仔方向に向かって前進。一方、警察隊は銅鑼湾周辺において、市民に対し数度にわたりペッパースプレーや催涙弾で強制排除を行った。午後1時過ぎ、デモ隊がショッピングセンター湾仔電脳城付近に差し掛かった際に、一部の参加者が雨傘を差したり、民主化運動の「五大要求」のジェスチャーを示した。

【13:45】大勢の抗議者が現在、銅鑼湾や湾仔辺りに集まった。警察が数度にわたりペッパースプレーを噴射し、催涙弾やペッパーボール弾を発射した。一方、警察の放水車とウニモグ装甲車は湾仔のオフィスビル英皇集団中心(エンペラー・グループ・センター)前を通過した。

 

【14:05】湾仔道に一時解散したデモ隊が再び集結したが、機動隊員が途端に人の群れに向けてペッパーボール弾を発射した。

 

【14:20】数多くのデモ参加者が現在、銅鑼湾や湾仔辺りに集結。警察が引き続き強制排除を行い、一部の市民を逮捕した。一方、修頓遊楽場(サウゾーン・プレイグラウンド)付近を通過したデモ隊の中に、「香港独立」の旗を両手で広げた人がいた。

 

【14:45】多くの市民が告士打道(グロースター・ロード)から歩き出し、途中でバリケードを設置した人もいた。機動隊はデモ隊を挟み撃ちをし、市民を追い詰めようとした。その中、青色の服を着た男性が一人、警察に地面に押さえつけられたが、その後警察に解放された。男性は逮捕されなかったという。

 

【14:50】車道に缶ビールを投げ込んだ、白色の服を着た男性が警察に追われ、歩道に連れて行かれたが、その間、双方が小突き合いした。記者がプランターに登り、衝突の様子を撮影取材した際に、警察官に「降りろ」と命令され、その直後にライオットシールドで突き飛ばされた。数秒後、警察官がペッパースプレーを噴射し、独立系ネットメディア「立場新聞」の記者を含むジャーナリストや市民が餌食になった。混乱の中に巻き込まれた警察官もおり、同僚の警官に洗眼してもらうことに。

 

【14:57】複合商業施設銅鑼湾広場(コースウェイ・ベイ・プラザ)前にて、警察隊が市民を強制排除した際に、再びペッパーボール弾を大量発射した。

【15:00】武装警察が香港海底トンネル香港島側の出入り口近辺において、大勢の市民に対し職務質問を行った。現在、市民らが未だに解放されていない。

 

【15:04】警察の放水車が湾仔消防署前に放水した。

【15:04】幹線道路告士打道(グロスター・ロード)にて、白色の服を着た男性が一人、車道に缶ビールを投げ込んだ疑いとして警察に追われた間、警察がペッパースプレーを噴射した。その男性は最後に結束バンドで拘束され連行された。

【15:10】デモ隊が銅鑼湾軒尼詩道の希慎広場(ハイサン・プレイス)前に傘を差し、陣形を組んだ。

【15:14】銅鑼湾広場前の波斯富街(ペルシバル・ストリート)において、機動隊員がガスマスクを装着し、黒色の警告バナーを掲げた。

【15:24】数多くのデモ参加者は現在、銅鑼湾や湾仔辺りに集まり、鵝頸橋の下の車道を封鎖。警察の放水車は鵝頸橋の下に放水、多くの記者が巻き込まれた。一方、機動隊が波斯富街に催涙弾を発射した。

 

【15:29】軒尼詩道にて、警察は再び催涙弾を数発撃ち放した。

【15:30】警察によれば、午後3時半頃、41歳男性が一人、銅鑼湾利園山道に通り過ぎた際にデモ隊の道路封鎖を目撃し、双方が口論になったとした。警察当局は、男性が数名の抗議者に雨傘で襲われたとした。メディアの問い合わせに対し、事務弁護士の連合会「香港律師会」の彭韻僖はその男性が香港律師会に在籍していることを明らかにした。『明報』の報道によると、その男性は事務弁護士陳子遷だったという。

【15:35】湾仔軒尼詩道にて、何者かがバリケード代わりにドリアンの外皮などのものを路面に置いていた。

 

【15:50】銅鑼湾啓超道にて、警察隊が男女4人に職務質問を行った末に、男性2人に手錠をかけて逮捕した。詳細については不明。

【15:57】香港そごう銅鑼湾店前、少なくとも30名の市民らが警察の取り調べを受けた。行列の中、黄色い蛍光ベストを着たボランティア救護員もいた。

 

【15:58】銅鑼湾の時代広場(タイムズスクエア)前、警察が少なくとも4人を逮捕し、警察車両に連れ込んだ。

【16:02】香港そごう銅鑼湾店の向こう側の軒尼詩道にて、機動隊が突如走り出し、多くの市民を地面に取り押さえた。現場映像を見るに、少なくとも3人が拘束された。

 

【16:14】デモ現場では活躍している、「陳の爺さん」こと陳基裘が香港そごう銅鑼湾店前で職質を受けた。体調不良のためか、救急隊員に担架に乗せ病院に搬送された。

 

【16:25】香港そごう銅鑼湾店前の軒尼詩道にて、職質を受けた市民が警察に壁に向かって座らせた。市民の所持品の「光復香港」を確認した警察官も。

 

【16:30】警察が強制排除を繰り返したが、市民が未だに解散せず、『香港に栄光あれ』の歌声の中、手のひらを開いたまま手を上げ、「五大要求」を訴えかけた。

【16:30】警察当局が公式フェースブックページにおいて文章を発表し、午後4時現在、少なくとも120人が逮捕されたことを明らかにした。そのほとんどが違法集会容疑での逮捕という。

【16:38】武装警察が銅鑼湾馬師道(マーシュ・ロード)付近の軒尼詩道辺りに催涙弾を大量発射。現場にいた市民らが慌ただしく逃げ回った。

 

【16:39】警察が再び鵝頸橋付近に少なくとも7発の催涙弾を発射した。

【16:45】香港鉄路港島線湾仔駅莊士敦(ジョンストン・ロード)道方面の出入り口前、警察が一人の男性を取り調べた後、結束バンドで男性を拘束し、連行した。

【16:50】銅鑼湾軒尼詩道にて、何者かが高所からレンガ等を投げ落とした。当時道路には警察官が数多くいた。警察当局の発表によれば、少なくともメディア連絡班の警官が負傷した他、落下物でヘルメットを破損した警官もいた。その後、一人の男性が逮捕されたが、現場の情報によると、その男性が「何もしていなかった」そうだ。

【17:02】何者かが衣料品チェーン「I.T」の店舗のフロントガラスを割った。現場では割れたガラスの破片が散らばった他、マネキンがバリケード代わりに店舗から車道に運び出された。

 

【17:13】銅鑼湾の記利佐治街(グレード・ジョージ・ストリート)にて、一人の男性が逮捕されたが、詳細が明らかにされなかった。そごう銅鑼湾店前の歩道にて、警察が少なくとも二人を取り押さえた。その過程において、警察官が被逮捕者の背中と頸部に膝で強く押さえつけた。一方、沙田区議会の李志宏区議が鵝頸橋の下で逮捕された。

【17:14】銅鑼湾の登龍街にて、数多くの市民が逮捕され、中西区の葉錦龍(サム・イップ)区議も武装警察に地面に押さえつけられ逮捕された。

 

【17:18】銅鑼湾のビクトリア公園前、被逮捕者を載せたバスが通り過ぎたところ、歩道上の市民が手のひらを開いたまま手を上げ、「五大要求」のメッセージを伝え、バスにいた被逮捕者もそれに呼応して同じジェスチャーをした。

 

【17:45】警察の自家用車両が軒尼詩道と馬師道の交差点に差し掛かったところ、何者かにものを投げつけられ、フロントガラスが割れ、一人の警官が負傷した。

 

【17:55】時代広場の向こう側にて、一人の男性が警察に連行された。

 

【18:12】武装警察が九龍南部のショッピングモール海港城(ハーバーシティ)に侵入した上、未許可集会の組織または参加に関わるとした他、新型コロナウイルス感染拡大防止のために施行されるはずの「集合禁止令」違反として、現場にいた市民らに即時解散を命令した。

【18:12】独立系ネットメディア『立場新聞』記者が撮影取材の際に、警察機動隊員に警棒で小突かれ、「あっち行け!あっち行け!」と怒鳴られ、取材妨害された。その女性記者は現場の警官を落ち着かせようとしたが、所持したスマホを警官に叩き落された上、一人の男性警官に後ろ抱きされ、連れ去られた。警察は現場が封鎖されたとして、記者に退去を命じた。

【18:30】九龍中部の繁華街旺角の砵蘭街(ポートランド・ストリート)と山東街の交差点辺りにて、20名近くの市民が機動隊の取り調べを受けさせられた。解放された5名の中学2・3年生が記者に対し、7人が旺角の街に散歩した際に、警察に職務質問された。その際に警察に対し、取り調べを受けさせられた他の市民と面識がなかったことを説明したが聞いてもらえず、警察が「集合禁止令」の定額罰金通知書を彼ら宛に発行したという。

【19:45】公立病院の統括期間医院管理局の情報によると、午後6時現在、デモ活動の中、6人が病院に搬送された。6人が全員湾仔律敦治医院に入院した。その中、女性1人が重体、男性2人、女性2人が安定した状態で、女性1人が既に退院した。

【19:58】湾仔堅拿道東(カナル・ロード・イースト)にて、少なくとも9名の被逮捕者が警察のバスに連れ込まれた。現場の記者が一時、一部の被逮捕者の様子を確認できたが、その後、その被逮捕者が警察に座席を変えさせられ、車内照明も消された。

【20:09】政府は声明を発表し、暴力と違法行為を非難する他、今日起こった暴力事件は「香港独立派」と「黒き暴徒」が未だに横行していることを明らかにしたとして、国家安全法の必要性と緊急性を証明したとした。

【20:10】警察機動隊は鵝頸橋の下に駆けつけ、そこで歌を歌ったり、シュプレヒコールを叫んだりした市民を強制排除した。その間、手を警察のペッパーボール弾で撃たれ、骨が見えるほどの重傷を負わされた市民がいた。警察が現場にいたボランテイア救護員に救助を求めた。その後、警察の許しの下、一人の救護員が封鎖線の内側に入り、負傷者の応急措置に当たった。

【21:02】夥しい数の機動隊員が引き続き旺角辺りにおいて、市民に職務質問を行った。若い男性が一人、ショッピングモール朗豪坊(ランガム・プレイス)前に逮捕され、両手に手錠をかけられたまま連行された。

 

参考記事(繁体字中国語):

立場新聞 – 【不斷更新】港人無懼被捕再上街反國安法 警放催淚彈射水炮 拘逾百人

立場新聞 – 【5.24 圖輯】灣仔 反國安法遊行