2020.04.18【大粛清】去年の「反送中」集会に関与として 警察機関が15名の民主運動家を逮捕

コロナ禍の中、香港人が感染拡大防止に忙殺されている一方、政権はこの状況を好機と見て政治的粛清を行い、8月18日にビクトリア公園で行われた170万人大集会を含む逃亡犯条例改定案反対デモに関与したとして、民主派政治家らを15人逮捕した。逮捕されたのは民主派各政党や団体の重鎮も連なり、「香港民主の父」と称される李柱銘も初めて逮捕、起訴された。香港の民主運動を抑え込もうとした政権側の弾圧は「一国二制度」にさらなる危害として国際的にも注目されている。

 

警察当局:無許可の集会の組織化や参加に関与、さらなる逮捕も否めない

警察当局が同午後、行動の説明を行った。港島警察総区刑事総部(行動)警司林穎濠によると、警察の行動により男性12人、女性2人が逮捕された。逮捕された者の年齢は24歳から81歳。被逮捕者が去年8月18日、10月1日及10月20日に香港島と九龍半島において無許可の集会を組織、参加し、『公安条例』第17条に違反したとした。

情報を総合すると、逮捕されたのは:基本法起草委員会メンバーにして民主党の創設者李柱銘、『明報』元副編集長にして元立法会議員で法廷弁護士呉靄儀、『苹果日報』創設者黎智英、民主党元主席何俊仁、同じく民主党元主席楊森、「長毛」こと社会主義政治家梁国雄、民主派寄り労組香港職工会聯盟事務局長李卓人、元立法会議員で葵青区議会議長単仲楷、元立法会議員何秀蘭、元立法会議員区諾軒、人権団体民間人権陣線副代表陳皓桓、社会民主連線主席黄浩銘、民主党元副主席蔡耀昌、社会民主連線元主席呉文遠。

 

呉靄儀は自ら警察署に出頭

午後3時、呉靄儀は自ら香港島の中区警察署に赴き、その場で逮捕された。情報筋によると、警察当局が同朝呉の自宅に行き、身柄確保しようとしたが当時自宅にいなかった。呉靄儀が正午過ぎに中環にある弁護士事務所におり、公民党創設者の一人、同じく法廷弁護士余若薇と面会した。

時が前後して、香港島警察総区重大犯罪組が同朝、九龍中部加多利山(カドゥーリ・ヒル)にある黎智英の自宅に家宅捜索を行おうとしたが家におらず、警察官は彼が戻るのを待とうと、暫く滞在したが後にその場を去った。黎智英が午後1時半頃自宅に戻り、その1時間後に警察に連行されていった。

 

李柱銘:逮捕されて安心した

李柱銘が午後4時45分頃に保釈され、中区警察署を後にし、「ついに私が被告人になった」と言いながら、「この数年、数ヶ月の間、おびただしい数の前途有望な若者が逮捕され、起訴されるのに、私自身は被告人にはならなかった。今まで申し訳なかった気持ちが心に残っているので(今日逮捕されて)ホッとした」と、胸中を明かした。

保安局が声明文を発表し、香港ではすべての人は法の前に平等であり、誰も法の上に立つことも、法を破ることもできないとした上、もし法を破ったという証拠があれば、身分や経歴に関係なく、何人たりとも特権を享受できず、法の制裁を受けなければならないとした他、警察当局が法律に則って公平に事件対処に当たるとした。

民主党所属の立法会議員林卓廷は記者たちに対し、同党元主席楊森が去年10月1日並びに10月18日に未許可集会を組織と参加したとして逮捕されたと明らかにした。公民党所属の立法会議員楊岳橋は、立法会が新型コロナ対策予算を審議し、市民が感染拡大防止に一杯いっぱいになる隙に仕返しをし、手段は汚くて卑劣だと、政権の動きを非難した。

 

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