2020.01.01 民陣の元日大行進

香港の人権団体「民間人権陣線(民陣)」が元日デモ行進を呼びかけた。デモ行進開始前、民陣が警察から不反対通知書という許可をもらったが、警察当局は武装警察とデモ参加者が香港島の湾仔にて衝突を起こしたとして、行進の許可を撤回し、民陣にデモの中止を命じた。民陣の発表によると、103万人以上の市民が呼びかけに応じたが、警察当局はデモ開始時点の銅鑼湾ビクトリア公園で集結したデモ参加者数を約6万人とした。夜にかけて、武装警察は催涙弾、ウニモグU5000「鋭武」装甲車と放水車などを用い、香港各地にて一般市民を追い払った他、一部のデモ参加者を逮捕した。香港島の繁華街銅鑼湾のそごう周辺、一般市民らが400人以上逮捕された。また、中環にある香港上海銀行・香港本店ビルのライオン像に火が放たれた他、同銀行の香港島各支店も破壊された。今回のデモ行進について、政府のスポークスマンは法律上香港人の人権と自由が充分保障されていると強調したが、市民側の「五大要求」に言及しなかった。

今日の元日デモ行進の開始時間は午後2時40分に繰り上げたが、デモ行進開始前、デモ行進のルートの近くにある、湾仔修頓遊楽場周辺にて、既に武装警察が姿を現し、市民を拘束した。警察当局は、同正午過ぎ、香港島の湾仔区と東区にて、攻撃用武器所持の罪で男性を5人逮捕と発表した。5人のうち、最年少者は13歳。

警察行動の際に、工事現場従事者労働組合など、新設した労働組合のいくつかは修頓遊楽場の向かい側に辻立ち街宣の準備に取り組んだ。香港二大労組の一つ、民主派の「香港職工会聯盟(職工盟)」は、警察当局が再び労働運動弾圧の道具となると指摘した上、武装警察の行動により労組の会員募集が大幅に妨げられたと、警察の対応を痛烈批判した。

午後4時過ぎ、武装警察は市民側と湾仔周辺に衝突を繰り広げた。午後5時半、民陣は警察当局からデモ行進と行進開始地点ビクトリア公園での集会の即時中止通告を受けたと発表。約15分後、民陣は警察当局から、デモ行進参加者の退去誘導を午後6時15分まで済ませろと、さらなる通告を受けたと発表した。

デモ行進が強制中断された後、夜にかけて、香港島各地にて衝突が散発しており、大勢の市民が逮捕された。北角の住宅ビル「英皇中心(キングス・センター)」前、武装警察は催涙弾を発射した他、放水車を出動させ、バリケードに向けて放水した。銅鑼湾の鵝頸橋の下、武装警官は催涙グレネードを投擲した。香港島の中心部にある、香港鉄路・中環駅付近、デモ参加者が火炎瓶を投げつけたのに対し、警察の放水車がバリケード等に放水した他、ウニモグU5000「鋭武」装甲車も現場に派遣された。大坑の福徳古廟にて、武装警察は暗闇の裏通りにて、市民12人に職務質問を行った。市民は両手を壁につけさせたまま、壁に向かって立たせた。

夜8時頃、銅鑼湾のそごう周辺にて、数百人の一般市民は警察機動隊に包囲され、取り調べを受けさせた。身柄拘束された市民は両手を後頭部に組んだまま、壁に向かって跪かせられた。その後、現場警官は繰り返し記者たちを追い払ったため、取材陣は取り調べの全体像を把握しきれずにいた。

 

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