2019.09.08 香港鉄路に抗議 徳福広場にてウインドーショッピング

香港の鉄道の運営会社香港鉄路は抗議活動が行われるたびに、警察当局の意向に沿って、駅を閉鎖したり運行を取りやめたりしていることに市民の不満を募らせた。ネット上では、こういった香港鉄路の対応に抗議すべく、香港鉄路が所有する各駅前ショッピングモールに「ウィンドウショッピング」を呼びかけた。香港鉄路の本社ビルに近い、九龍南東部九龍湾にあるショッピングモール徳福広場(テルフォード・プラザ)の中にて、昨日午後、数百人の市民がシュプレヒコールを叫びながら練り歩いた。参加者は、地下鉄が香港の重要な公共交通機関であるにも関わらず、乗客の安全を蔑ろにし、中共機関紙『人民日報』と警察当局を迎合し、政治の道具に成り下がったと非難した。

大勢の市民が呼びかけに応じ、挙って九龍湾にあるショッピングモール徳福広場にて、シュプレヒコールを叫びながら「ウィンドウショッピング」した。

約20人の警察はヘルメットをかぶり、ライオットシールドを持ち、警察犬を率い、九龍湾駅の出入口に警戒。武装警察はショッピングモール範囲に侵入しなかったが、時折通行人に対し身分証明書の提示を要求した。取り調べを受けさせた男性は記者に対し、「(警察の)態度が超悪かった」と不平を漏らした他、取り調べの際に、他の警察官が警棒を握りながら側に監視したため、いつ殴られたり逮捕されたりするのではないかと危惧した。また、男性が黒色の服を着ていただけで取り調べの対象になったことについても不満を感じ、「まるで服を選ぶ自由も無いようだ」と批判した。記者が撮影取材した際にも、警察に指さされて罵声を浴びせられた他、体でカメラを遮られ、取材妨害を受けた。記者が問い質したら、現場の警察官に「背が低けりゃ脚立を持ってこりゃいいんだぜ」と怒鳴られた。

座り込みをした市民に怒鳴りつけた女性一人が同行した男性に連れて行かれた。

参加者が「8・31」警察の市民無差別襲撃事件を記すプラカードを手にし、座り込みをした。

 

70代の林さんは体に「今青年たちは香港のために身を捧げているが、問題が解決できないままだ。将来街で戦うのは君の子孫だろう。」とのプラカードをぶら下げた。林さんは、デモ活動の鎮圧は問題の先送りにしかならず、結局次の世代の未来に影響を残すとのメッセージを抗議活動反対の立場を取る親たちに訴えかけると話した。また、林さんは、香港鉄道は公共輸送機関の運営会社であるにもかかわらず、中共機関紙『人民日報』に媚び諂うために乗客の利益を無視していることを無責任だと非難した。

 

子供が絵で香港市民を励ました。

座り込みした際に涙する少女。

市民が店のフロントガラスに「8・31」襲撃事件の責任追及の決意を示すメッセージを残した。