警察機動隊は二日連続病院外に催涙弾乱射

警察による香港理工大学の包囲作戦は続いている。月曜日午後、警察は九龍南部加士居道(ガスコイン・ロード)と佐敦道(ジョーダン・ロード)交差点の周辺に催涙弾を乱射した。加士居道の隣にある公立伊利沙伯病院も催涙ガスに巻き込まれた。伊利沙伯病院勤務の医療従事者は『苹果日報』に対し、加士居道における警察による催涙弾発射のせいで、風下側にある病院にも催涙ガスの臭いが充満している。伊利沙伯病院も緊急の呼びかけを発し、病院近辺に起きた特殊事故を受け、入院中すべての患者に室内安全な場所に避難するよう、そして専門外来の患者も暫く病院に訪ねないよう促した。通院の患者は後で専門外来に電話して再診の日程を再び予約するようにとのこと。情報によると、病院側は職員に対しN95微粒子用マスクを配ったが、既に体調不良に陥り、救命救急センターに治療を求めた職員がいた。

伊利沙伯病院勤務の医療従事者の証言によると、ここ数日伊利沙伯病院は既に窓を閉めたが、警察が病院隣の加士居道に催涙弾を大量発射したため、窓を閉めてもなお病院中に催涙ガスの臭いがしており、特に日帰り手術センターでの臭いが強烈だ;病院側が催涙ガスを病院から排出しようと、病院中に換気装置を増設した。その医療従事者の話によると、同僚は病院内にいた警察官に「もう(催涙弾を)放つのをやめようよ」と話したら、その警察官に口汚く罵られたそうで、それについて当事者が怒っているという。その医療従事者は、警察当局が催涙弾を発射する前、地理的環境や現場付近に病院がある事実、そして催涙弾が病院内の医療従事者と患者に及ぼした影響を考えるべきだと指摘、「市民を逮捕さえできれば他のことはどうでもいいわけにはいかない」と述べた。

伊利沙伯病院に働いている他の医療従事者も『苹果日報』に対し、催涙ガスが病院に吹き込まれた煽りで、一部の手術予定も取りやめになったと話した。その医療従事者は、手術中の患者は様々な濃度の酸素を必要とし、一般的に言うと患者に必要な酸素濃度に合わせ純酸素に医療用空気を混ぜて使われることになると説明した。その医療従事者の説明によると、医療用空気は外から注入された空気が患者に適した無菌状態になるまで濾過処理されたものだが、警察当局は加士居道辺りに大量の催涙弾を放ったため、病院周辺の空気が汚染される可能性が大きく、それを鑑み多くの医者は既に今までの濾過処理された医療用空気からボンベ入り医療用圧縮空気に切り替えたそうだ。

多くの医者は、病院のボンベ入り医療用圧縮空気の備蓄が限られており、使い切った後、交通状況で補充できない場合、緊急手術に支障をきたしかねないと危惧している。そのため、ボンベ入り医療用圧縮空気を緊急手術の患者のためにとっておき、一部の手術予定は取りやめになる。なお、その医療従事者は、道路に近い病棟は催涙ガスによってより深刻な影響を受けており、そこで勤務している同僚に涙目や鼻水の症状が出ていると話した。

フェイスブックページHA Secretsに発表された文章は次のように述べた:「QE(伊利沙伯病院)には催涙ガスの匂いが充満していて、ここで働くと慢性中毒になる。一部の同僚も既にN95マスクをつけているが、病院側からは何も指示しなかった」;なおその文章によると、伊利沙伯病院勤務の医療従事者は勤務時間中に続々と体調不良に陥り、救命救急センターでの治療が必要になる、にもかかわらず職員に対し、病院側からは出退勤時の安全確保策について何の指針もなかった。

病院トップの態度についても職員は懸念している。催涙ガスによる症状を治療した際、一部の医療従事者が労災申告をためらった。医療従事者のMさんは、一部の同僚が病欠を申請したが、労災申請して救命救急センターに治療を求める勤務中の同僚を見たことがないと言う。Mさんの推測によると、労災申請が警察による催涙弾発射への抗議と見なされ、後に報復されるのではないかと医療従事者が恐れをなした。「上の連中はどんな政治的立場を取るかわからないから、(労災申請)はちょっとよくないじゃないかな」とMさんが話した。

医療従事者の他に、患者とその家族も催涙弾の巻き添えになった。患者の家族梁さんはアレルギー性鼻炎を患っており、午後加士居道に沿って伊利沙伯病院に見舞いに行ったが、突如刺激臭が押し寄せてきたので、すぐマスクをつけたが効果が薄かった。「私でさえ臭いに影響を受けているのに、この辺の患者はどうしたらいいの?」と心配な声を上げた他、病院近辺に催涙弾を乱発した警察を批判した。「そもそも催涙弾を使うべきではなかった。その問題がある(中国製の)催涙弾なんでもってのほかだ。」と話した。

参考資料(繁体字中国語):

蘋果日報

城市廣播

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