英総領事館職員と香港の抗議者を拉致 中国本土で監禁拷問

在香港英国総領事館元職員鄭文傑(サイモン・チェン)が今年8月、羅湖辺境検問所を経て深セン市に入り、同日香港に帰る予定だったが行方不明になり、後に深セン市公安当局に行政拘留された事件。鄭氏は海外メディアのインタビューを受け、拘留期間国家安全局(国安)の警察に拷問されたことを明らかにした。また、鄭氏の話によると、拘留所にて香港人が凡そ10人、香港民主化デモ参加のため中国本土で拘留され、そのうち取り調べ中に拷問された者までいた。一例として、拘留された者に訛のない広東語で「あんたらデモの時よく旗を掲げたんだろ」を吐き捨て、手を上げろと命令した。

鄭氏の証言によれば、取り調べ中に、国安警察が彼に対し、香港のデモ参加者が次々と中国に逮捕・移送・拘留されたため、情報の収集と確認ができるようになったと明かした。

鄭氏は、拘留期間中に度重なる取り調べを受け、最たるものは15人の国安警察による尋問で、終わるまで背中を壁についたまま蹲らせ、身動き一つでもしたら「骨や関節を狙って、例えば踵とか…脆弱な部位を」殴られたと語った。また、鄭氏は、拘留期間中に睡眠を剥奪され、尋問官に意識保持のため中国国歌を歌わされたと述べた他、自分が拷問された唯一の香港人ではなく、「私は香港人のグループが逮捕され、尋問されたのを見たことがある。何者かが広東語で『両手を上げろ、デモの時、あんたが旗を掲げたことがあるだろ、違うのか?』と話したのを聞こえてきた」と話した。鄭氏が国安警察に1000枚余りの香港デモ参加者の写真を見せられ、その中に知人を特定させ、その名前と所属の政治団体を書き出すよう要求された。「秘密警察は香港のデモ参加者たちが中国本土に逮捕・移送・拘留されたと言っていた」という。

鄭氏が羅湖の看守所に連れ込まれ、拘留された際に、そこの看守が一人の少女を目の前に連れてきて、彼女もデモ参加のため勾留され、取り調べを受けたと明かした。鄭氏は、中国本土にて拘留された香港のデモ参加者が他にいたとの見解を示した。

なお、鄭氏は自分が「集団尋問センター」に連れて行かれ、中に尋問を受けたことを話した。尋問を際し国安警察が尋問室の使用書類を書いた際に彼の文書に「機密(secret)」と書いたという。鄭氏はその「集団尋問センター」で約10人の容疑者が全員手錠をかけられ、オレンジ色の囚人服を着せ、尋問を受けた様子を目撃した。鄭氏は廊下を歩かせていた間、尋問室から音が聞こえてきた。何者かが拘留された者に両手を上げろと怒鳴った。鄭氏は、尋問室に虐げられたのは香港の抗議者だったと思っている。

BBCによる鄭文傑のインタビュー:

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