デモ参加者が傷害罪で起訴されるも 被害者の親中派親子の矛盾満ちた証言で無罪判決

2019年9月15日、香港島の北角で「福建系ギャング」と思われる人物と逃亡犯条例改定案反対運動のデモ隊の間に衝突が起こり、一名の内装工事職人(39)は福建出身の70代男性を傷害したとし、傷害罪で起訴された。裁判官崔美霞は本日判決を下す際、老人の証言に矛盾する点が多くあると指摘した。老人が他の人が本件に関わる金属棒を持つことを見なかったと称したが、映像によると、彼は当時、ある上半身に灰色の服を着た金属棒を手にしている人物と非常に近くにいたのに、気づかなかったというのは常識に反しているとし、さらに老人が怪我を負った経緯について、本人ととその息子の証言にも矛盾点があるなど、二人の証言は信頼性を欠けているため、無罪判決を下した。弁護側は訴訟費用を請求し、認められた。

また、裁判官は被告人が自己弁護の際に、当日は仕事上がりの姉との待ち合わせのために北角に行ったと証言したが、当時の北角の街中は混乱であり、被告人が混乱な環境に約2時間留まる行為は、非常に疑わしいとの見解を示した。映像からも被告人と当事者が例の金属棒を手にして絡み合っている様子がみられる。ただし、挙証責任は検察側にあり、当事者が被告人が後ろからその頭部を襲撃したと証言できず、さらに左手の傷は自分自身が金属棒を二つに折った際に切られたのであると述べたなど、検察側が合理的な疑いなしに当事者の傷が被告人によるものだと証明できなかったため、無罪判決が下された。

なお、裁判官は検察側の証人二人、即ち当事者顏加星及びその息子顏原成の証言に矛盾点が多数あると指摘した。当事者は自分が金属棒による襲撃を受けた証言しなかったのに対し、息子は被告人が金属棒を手に、上から下へ当事者を攻撃するのを見たと述べた。また、顏原成は被告人の胸近くの首回りを十数秒ほど押し、金属棒を奪おうとしなかったと証言した一方、映像では首を押す経過は数秒しかなく、振り払うのではなく、棒を奪おうとして手を伸ばした様子が見られる。顏原成は関連映像が編集されたものだと疑った。裁判官はその証言は信用性を欠けているとし、受け入れなかった。

その後、弁護側は訴訟費用を申請し、被告人は技術的に脱罪したのではなく、疑惑を招く行為もしなかった上、今年の5月にはすでに事件に関わる映像新聞を検察側に渡したと主張した。検察側は反対し、事件に関する映像クリップは事件の全過程を納めず、本質的には検察側の主張をひっくり返せないものであると反論した。裁判官は検討した結果、弁護側の申請が認められた。

被告人梁氏(39歳・内装工事職人)は、昨年9月15日、香港島・北角の益新洋楼にて顏加星(72歳)を傷害したとした。

検察側は最終陳述で、当事者は高齢のため、事件当時の細かい点まで正確に覚えられない可能性があるが、警察官の供述によると、被告人の右手には傷があり、警察官もそれを確認したという。また、弁護側が提示した映像は事件の全過程ではないため、根拠にはできないと主張した。一方、弁護側は当事者は高齢であっても、法廷では明確に被告人が棒で彼を襲撃しなかったと確認し、その上、二人が絡み合う最中、二人とも両手で金属棒の端を掴み、手を離さなかったため、当事者の左手の傷は被告人によるものではないとした。当事者が警察当局に左手に怪我を負ったことを言及しなかったとも指摘した。弁護側はまた、被告人が証言中に質問に答えられなかったこと、すなわち「真実は真実」「警察は間違った人を捕まえることはない」と言って質問を逃れることを繰り返していたのを主張し、対象者の証言の信頼性を疑問視した。

コモンローでは、司法妨害は起訴可能な犯罪である。司法妨害とは司法の公正性を妨げる傾向または意図を持つ行為、一連の行為またはふるまいを指す。(Halsbury’s Laws of England, Vol. 11(1) (Fourth reprint) ), para. 315)

– 虚偽主張

『香港法律』第200章『刑事犯罪条例』第31条
宣誓した証人による虚偽の供述
証人または通訳人として一般またはある司法過程にて法律により宣誓し、司法過程において、案件に対してある決定的な陳述を虚偽であると知り、または真実だと信じていない上にそれを述べる者は有罪とする。公訴により有罪と宣告された場合、7年以下の懲役刑及び罰金に処される。

関連事件:9月15日「国際民主主義デー」デモ

立場新聞(報道)

立場新聞(報道)

獨立媒體(報道)

獨立媒體(報道)

明報(報道)

蘋果日報(報道)