中度知的障害者の男を徹夜拘束 社会福祉士との面会禁止のみならず 被逮捕者の後頭部に無傷と嘘

民主化デモが続く中、警察当局がデモ参加者に濫りに暴力を加えたり、病院移送を遅らせたりしたスキャンダルが相次いだ。今度は怪我をした中度知的障害者を病院に移送せず、福祉士との接触も禁じたと、香港社會工作者總工會(香港福祉士労組)は今朝フェースブックの投稿で明らかにした。その投稿によると、今日(13日)深夜2時頃、福祉士労組は「守りカード」を持つ中度知的障害者が逮捕され、専門のケースワーカーを探したいとの知らせを弁護士から受けた。その投稿の説明によれば、「守りカード」を持つその被逮捕者は無能力者(Mentally Impaired Person MIP)に属しており、後見人にあたる「適正を持つ大人」と伴うべきだが、福祉士は警察署に到着した後、警察官は被逮捕者に怪我がある事実を数度否認したのみならず、その被逮捕者と福祉士の面会を9時間近く拒んだ。

投稿によると、福祉士二人は、被逮捕者が後頭部、肩と切歯に怪我があり、逮捕された後、恐怖のあまり体が震え続けたと、弁護士事務所のスタッフから状況説明を受けたが、その福祉士は今日未明2時45分頃、警察署に到着した後、取り調べを担当した警察官二人は被逮捕者に怪我がないと偽り、被逮捕者をその職場の上司と面会させたとし、福祉士からの面会請求を却下した。福祉士労組は、香港警務処のウェブページにもはっきり示したどおり、精神的健康に懸念のある人は警察当局と接触する前にも、焦ったり苛立ったりして、症状が悪化する恐れがあり、彼らのそばに信頼のある人がいると、不安が和らぎ、双方の意思疎通も有利に進めると指摘した。

その後、福祉士は電話で弁護士に連絡し、被逮捕者の怪我箇所を確認した上、再び警察官と話し合ったが、警察官はまたも被逮捕者が上司と面会しており、その上司も問題ないとし、被逮捕者に入院する必要がないと話した。当時、福祉士は警察官の名前と識別番号を尋ねたが、警察官はその開示を拒否した。福祉士は被逮捕者はMIPであり、入院の必要があるかどうか自分で判断できないと説明したが、警察官はただ被逮捕者に怪我がないと強調した。

その後、福祉士は被逮捕者の情緒安定化と入院必要の有無の判断を理由に、再び被逮捕者との面会を求めたが叶わなかったが、再三にわたり請求した後、警察署の当直警官はやがて自分が被逮捕者を取り調べており、コンピュータ記録にも怪我ありと記され、状況を見て病院移送の必要性を決めると明らかにした上、福祉士に警察手帳を示した。福祉士労組の話しによれば、今日午前11時30分まで、警察当局は未だに唯一面識のある、被逮捕者が通った学校のケースワーカーと被逮捕者との面会を拒否した。

話によると、被逮捕者は男性で、今日深夜12時で逮捕されたと見られ、正午になっても旺角警察署にて身柄拘束されて取り調べを受けた。福祉士労組は、正午過ぎ、即ち逮捕から12時間過ぎ、警察当局はやっと被逮捕者の病院移送の手配を着手したが、人手不足の理由に、時間がかかるとした。午後1時過ぎ、警察当局は警察署に着いた前述の学校のケースワーカーに対して、すでに被逮捕者を連れて医師に診察してもらって、薬まで服用させたと話したが、福祉士労組は被逮捕者が病院に移送してもらったか疑念を抱いた、その理由として、病院に移送されたら弁護士に該当記録があるはずとした上、時間から考えても、病院まで1時間以内で往復するのは到底可能ではない。福祉士労組は、無能力者が専門医に診察してもらうべきとし、警察当局に対して、なるべく早く彼を病院に移送し診察を行うことを求めた。

福祉士労組は、「警察はMIPが怪我したかどうか判断できないのは、単なる見落としか、それとも嘘つきか、無能なのか?」と批判した。また、「反送中」運動は始めから今に至るまで、被逮捕者の基本的人権は保障されておらず、特に今回の被逮捕者は中度知的障害者であるにもかかわらず、警察は福祉士のフォローアップを妨害したのみならず、被逮捕者が逮捕時とその後の状況を知らせようとしなかったことを非難した。福祉士労組は、被逮捕者における精神的と情緒的影響、そして彼の自立生活する能力に影響を及ぼすか懸念した。「警察当局は2015年美林邨で知的障害と自閉症を患う男性の供述調書作成した際の過失を完全に忘却したようで、由々しき事態だ」と指摘した。

蘋果日報

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